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三重県の入札参加資格|28市町ぶんが申請1回

三重県の入札参加資格は、三重県・13市・15町・四日市港管理組合の30団体が共同で受け付けています。申請は郵送で1回。送り先は県庁ではなく「公益財団法人三重県建設技術センター」です。ただし熊野市だけは共同受付に参加していないため、別に手続きが必要です。

公共工事の入札に参加するには、発注する団体ごとに「入札参加資格」の登録が必要です。

全国的には、県には県へ、市には市へと、入札に出たい自治体の数だけ申請するのが基本の形です。
三重県は違います。 県と市町がまとめて受け付ける「共同入札参加資格審査」という仕組みがあり、1回の申請で最大29団体に登録できます。


共同入札参加資格審査とは何ですか?

三重県・市町・四日市港管理組合が、入札参加資格の申請を共同で受け付ける仕組みです。

項目 内容
名称 三重県・市町・四日市港管理組合 共同入札参加資格審査(建設工事、測量・建設コンサルタント等)
参加団体 30団体(三重県/13市/15町/四日市港管理組合)
★参加していない 熊野市(三重県の案内に「個別に手続きが必要」と明記されています)
申請の回数 1回(登録したい団体を申請書で選ぶ形)
申請の方法 郵送
★送り先 公益財団法人三重県建設技術センター(津市島崎町56番地)。県庁ではありません
名簿の有効期間 令和8年6月1日〜令和12年5月31日(令和8〜11年度の4年間)

三重県内には14市15町の29市町があります。
このうち共同受付に参加しているのは13市と15町の28市町で、熊野市だけが参加していません。

参加している30団体

区分 団体
県 三重県
市(13) 津市、四日市市、桑名市、伊勢市、松阪市、鈴鹿市、名張市、尾鷲市、亀山市、鳥羽市、いなべ市、志摩市、伊賀市
町(15・すべて) 木曽岬町、東員町、菰野町、朝日町、川越町、多気町、明和町、大台町、玉城町、度会町、大紀町、南伊勢町、紀北町、御浜町、紀宝町
一部事務組合 四日市港管理組合

申請書で登録先として選べば、その団体の名簿に載ります。 選ばなかった団体には登録されません。


熊野市の工事に出たいときはどうしますか?

熊野市だけは、共同受付とは別に手続きが必要です。

三重県の案内に、熊野市は共同受付に参加していないため個別に手続きが必要である旨が明記されています。
熊野市発注の工事への入札を考えている場合は、熊野市の担当課に直接ご確認ください。

この1点は、三重県で申請する人だけが知っておく必要のあることです。
「三重県は共同受付だから1回でよい」と思い込んだまま、熊野市の入札に出られない、ということが起こり得ます。


いつ申請できますか?

受付には「定期」と「随時」の2種類があります。

区分 時期
定期の受付 4年に1度。令和8〜11年度分は令和8年1月6日〜2月5日17時必着で締め切られました
随時の新規申請 いつでも申請できます。ただし登録される日は年4回(下の表)

つまり、いま新しく申請する場合は「随時の新規申請」になります。

随時申請の登録日(三重県の場合)

審査が完了した時期 登録される日
4月1日〜6月30日 8月1日
7月1日〜9月30日 11月1日
10月1日〜1月4日 2月1日
1月5日〜3月31日 5月1日
  • 末日が休日の場合は、その翌日になります
  • ⚠ 基準になるのは「申請した日」ではなく「審査が完了した日」です。締切間際に出すと、次の登録日に回ることがあります
  • ⚠ 三重県以外の参加団体は、登録される時期が団体ごとに異なります。県と同時に登録されるとは限りません

「いま申請すると、いつから入札に出られるのか」は、この表で逆算できます。
たとえば審査が9月30日までに完了すれば、三重県への登録は11月1日です。


共同受付とは別に、直接送る書類がある団体

共同受付に出す書類とは別に、その団体へ直接送らなければならない書類があります。
これを出し忘れると、共同受付の申請は通っているのに、その団体には登録されないということが起こります。

団体 個別に必要な書類 対象
三重県 業態調書(新規・変更) ★LoGoフォームでのみ提出。出さないと三重県に登録されません
四日市市 使用印鑑届(本店登録用)/技術職員名簿 市内に本店がある場合
伊勢市 伊勢市所在の事業所の配置職員名簿/技術職員等名簿 準市内認定者/市内本店の新規
松阪市 有資格技術職員調書/技術職員等名簿/組織図・案内図・写真・公共料金納付状況報告書/特別点数申請書 市内本店ほか
名張市 営業所技術者報告書/準市内業者登録申請書類 市内本店/市内の支店
志摩市 技術職員名簿/営業所技術者等証明書(写) 市内本店
伊賀市 技術者登録名簿/準市内業者登録申請書類 市内に本店・支店・営業所
菰野町 技術職員名簿 町内に本店または支店等
紀宝町 工事・測量等経歴書/技術者経歴書 —
上記以外の団体 個別の書類はありません —

★注意していただきたいのは、いちばん上の三重県です。

三重県自身も「個別に直接提出する書類がある団体」の1つで、しかも提出方法がLoGoフォーム(電子)に限られています。
書類一式を郵送しただけでは、三重県の名簿には載りません。

様式は各団体のホームページで配布されています。
当サイトからは様式を配布していません。古い様式で申請してしまう事故を防ぐため、必ず各団体の公表しているものをお使いください。


入札に出るには、先に経営事項審査が必要です

入札参加資格の前に、経営事項審査(経審)を受けている必要があります。

公共工事を発注者から直接請け負おうとする建設業者は、経営事項審査を受けなければなりません(建設業法第27条の23第1項)。
対象になるのは、国・地方公共団体などが発注する1件500万円以上の工事です(建築一式工事は1,500万円以上。同項および建設業法施行令第45条)。

経審は2階建てです

段階 誰が行うか 県ごとの差
① 経営状況分析 登録経営状況分析機関(民間・全国共通) 出ません
② 経営規模等評価 国土交通大臣または都道府県知事(建設業法第27条の26第1項) ★出ます

②を三重県知事が行うため、受付の日程・審査会場・審査の方法が三重県のやり方になります。

三重県の経審で押さえておくこと

→ 詳しくは 三重県の経営事項審査|手数料と審査会場 にまとめています。

項目 内容
手数料 8,500円+2,500円×業種数(1業種11,000円〜29業種81,000円)。三重県手数料条例
審査会場 県内10か所の県庁舎。原則、主たる営業所を管轄する建設事務所
予約 必須。予約がないと審査を受けられないことがあります
結果通知 申請した月の翌々月20日頃に簡易書留で発送。再発行されません
有効期間 審査基準日(直前の決算日)から1年7か月
申請の目安 決算後4〜5か月の間
手数料の納め方 紙申請は三重県収入証紙/電子申請はペイジー

⚠ 上の手数料は三重県に納めるものだけです。 これとは別に、経営状況分析を行う民間の登録機関に支払う料金がかかります。

電子申請(JCIP)を使う場合だけ、扱いが変わります。
県内の全事務所分を本庁で集約して一括審査するため、審査会場に出向く必要がありません。
→ 電子申請(JCIP)の使い方とgBizIDの取り方

逆算するとこうなります

決算日(審査基準日)
  │
  ├─ 決算後4〜5か月 ── 経審の申請(予約が要る)
  │
  ├─ 申請月の翌々月20日頃 ── 経審の結果通知が届く
  │
  ├─ 入札参加資格の申請(随時/郵送)
  │
  └─ 審査完了の時期に応じて 2月1日・5月1日・8月1日・11月1日 のいずれかに登録

経審の結果が出るまでに2か月前後かかります。 入札に出たい時期から逆算して動く必要があります。

経審は決算ごとに受けるものなので、決算変更届の提出とセットで管理することになります。


三重県で入札参加資格を持っているのは何社ですか?

三重県内に本店を置く建設業者のうち、三重県の入札参加資格を持つのは2,165社です(令和8年8月1日現在)。
うち2,158社が有効な経営事項審査を受けています(99.7%)。

区分 社数
三重県内に本店を置く単体企業 2,165社
うち三重県知事許可 2,097社
うち国土交通大臣許可 68社
うち有効な経審あり 2,158社
(別枠)三重県外に本店を置く業者 1,068社

三重県の知事許可業者7,291社と比べると、県の入札参加資格を持っているのは28.8%です。

建設業許可を持っている会社のうち、およそ4社に1社という水準になります。
※許可業者数は令和8年6月末日現在、入札参加資格者数は令和8年8月1日現在で、基準日が2か月ずれています。割合は概数としてご覧ください。

市町別(29市町すべて)

市町 入札参加資格者 知事許可業者数 割合
四日市市 425 1,607 24.6%
津市 365 1,057 33.6%
鈴鹿市 181 800 22.0%
伊賀市 162 373 43.4%
松阪市 157 635 24.1%
伊勢市 127 446 27.6%
桑名市 106 474 20.7%
志摩市 68 196 34.7%
菰野町 66 229 28.8%
名張市 64 186 34.4%
いなべ市 58 167 34.7%
亀山市 44 157 27.4%
鳥羽市 40 78 51.3%
熊野市 36 85 42.4%
紀北町 33 68 48.5%
尾鷲市 28 78 33.3%
紀宝町 26 70 34.3%
南伊勢町 26 39 66.7%
大台町 22 42 52.4%
御浜町 20 40 50.0%
東員町 18 78 20.5%
明和町 17 84 20.2%
川越町 16 59 25.4%
玉城町 16 54 29.6%
多気町 14 51 27.5%
大紀町 11 34 32.4%
度会町 10 34 29.4%
木曽岬町 5 39 12.8%
朝日町 4 31 12.9%
三重県計 2,165 7,291 28.8%

割合は市町によって12.8%から66.7%まで開きがあります。

  • 高いほう:南伊勢町66.7%、大台町52.4%、鳥羽市51.3%、御浜町50.0%、紀北町48.5%
  • 低いほう:木曽岬町12.8%、朝日町12.9%、明和町20.2%、東員町20.5%
  • 市部では伊賀市の43.4%が突出しています(他の市はおおむね20〜35%)

このデータは、三重県が公開している入札参加資格者名簿(2,174行)を当サイトで全件集計したものです。
市町別の内訳は県も公表していません。

→ 三重県の建設業許可業者7,291社のデータ/全29業種の一覧と業者数


行政書士に依頼する場合

三重県の経営事項審査の手引には、代理人に関する取扱いが明記されています。

とくに「審査会場に入れるのは申請者と行政書士等の代理人だけで、行政書士の補助者は除かれる」という点と、
「受付後は修正・差し替え・追加ができず、やり直すと手数料をもう一度納めることになる」という点は、依頼する側にも関係します。

→ 三重県の経営事項審査|手数料と審査会場/行政書士に頼むといくら?


三重県で経営事項審査・入札参加資格に対応している行政書士事務所

現在、掲載事務所を募集しています。

掲載イメージ(サンプル)

下は表示の見本です。実在の事務所ではありません。掲載が決まると、この位置に同じ形で掲載事務所の情報が表示されます。

〇〇行政書士事務所

所属会・登録番号三重県行政書士会 第00000000号
所在地三重県〇〇市〇〇町0-0-0
電話000-000-0000
営業時間・定休日平日0:00〜0:00/土日祝休
初回相談無料(00分・電話またはご来所)

掲載順は五十音順です。当サイトは事務所の紹介・あっせんを行うものではなく、優劣の比較やランキングも行いません。

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所属する行政書士会と登録番号を明記しています。
また、事務所同士の優劣比較やランキングは行いません。


よくある質問

Q. 経営事項審査を受ければ、そのまま入札に参加できますか?
A. できません。 経審は「公共工事を直接請け負うための審査」で、入札参加資格は「その団体の入札に参加するための登録」です。2つは別の手続きで、経審を受けたうえで、入札参加資格の申請をします。

Q. 申請書はどこへ送りますか?
A. 公益財団法人三重県建設技術センター(津市島崎町56番地)です。県庁ではありません。

Q. 今から申請すると、いつ登録されますか?
A. 審査が完了した時期で決まります。 4月1日〜6月30日完了なら8月1日、7月1日〜9月30日完了なら11月1日、10月1日〜1月4日完了なら2月1日、1月5日〜3月31日完了なら5月1日です。基準は申請日ではなく審査完了日なので、余裕をもって申請してください。

Q. 三重県だけに登録したい場合も、共同受付で申請しますか?
A. はい。共同受付の申請書で登録先の団体を選ぶ形です。ただし三重県は、これとは別に「業態調書」をLoGoフォームで提出する必要があります。これを出さないと三重県には登録されません。

Q. 熊野市の入札に参加したい場合は?
A. 熊野市は共同受付に参加していません。別に手続きが必要です。熊野市の担当課にご確認ください。

Q. 三重県外に本店がある会社も申請できますか?
A. 三重県の入札参加資格者名簿には、県外に本店を置く業者も1,068社登録されています(令和8年8月1日現在)。手続きの詳細は共同受付の案内をご確認ください。

Q. 電子申請はできますか?
A. 共同入札参加資格審査の申請は郵送です。(三重県への業態調書だけはLoGoフォームでの提出になります。)なお、経営事項審査のほうは電子申請システム(JCIP)が使えます。

Q. 名簿はいつ更新されますか?
A. 入札参加資格者名簿は年5回程度更新されています。当ページの社数は令和8年8月1日現在のものです。